さすがに感謝しないとだな。と、心の中でつぶやいた。 小さな口を開いて 「私も、2人で帰りたいな」 そう言った花崎さんの桃色に染まった頬が可愛くて仕方ない。 「っ、うん!帰ろう!」 ぎこちない返事を返し、カバンを握りしめた。 教室から一緒に出ていくということでさえ嬉しくて俺からしたら夢のようだった。 まさか、入学僅かでここまで花崎さんに近づけるなんて思ってもいなかった。