「青萩くん何描くの?」 「うーん、と」 特に書きたいものがあってここに来たわけではないので 戸惑った。 「桜の木を描こうかな、」 目の前にある桜の木を見て言った。 ここには、それくらいしか描くものはなかったし、 「そっか!同じだね!」 隣に座る彼女は砕けた笑顔でそう言った。 ちょうど桜色に染まった頬が可愛くて仕方ない。