****
「えっ、そんなことがあったの…?た、大変だね」
「うん…奏輝先輩があそこまでするひとだとは思わなかった」
空になった弁当箱を片付けながら、ため息をつく。
日陰にいるとは言え、暑いから、フェンスを通り抜けて吹いてくる風が心地いい。
「そうだね…わたしもひどいことだと思う。パートナーの入れ替えは一応できるけど、そんなやり方…」
「腹黒でこわいひととは言え、ちゃんと優等生でもあったのに…」
「…帆風ちゃん。月丘先輩がそこまでするくらい、帆風ちゃんのことを好きなら…」
せなっちはひざの上の弁当箱に手を置きながら、私を見た。
「ちゃんと断ってあげないと、先輩も気持ちの整理がつけられないと思うな」
「…そう、かな」
「えっ、そんなことがあったの…?た、大変だね」
「うん…奏輝先輩があそこまでするひとだとは思わなかった」
空になった弁当箱を片付けながら、ため息をつく。
日陰にいるとは言え、暑いから、フェンスを通り抜けて吹いてくる風が心地いい。
「そうだね…わたしもひどいことだと思う。パートナーの入れ替えは一応できるけど、そんなやり方…」
「腹黒でこわいひととは言え、ちゃんと優等生でもあったのに…」
「…帆風ちゃん。月丘先輩がそこまでするくらい、帆風ちゃんのことを好きなら…」
せなっちはひざの上の弁当箱に手を置きながら、私を見た。
「ちゃんと断ってあげないと、先輩も気持ちの整理がつけられないと思うな」
「…そう、かな」



