一言言ってやろうと先輩をにらむと、肩をつかまれて、壁に押し付けられる。
「おまえって問題起こしてばっかで、最初はムカついたんだけどさ」
「はぁ?」
「大人しく聞きなよ。…これでも、1年は付き合った身だから、おまえがよくがんばってるのも知ってる」
「は、はあ…」
奏輝先輩にほめられるなんて、慣れてなさすぎて落ちつかないんだけど。
「おまえのいいとこも、わるいとことおなじくらい知ってる」
「…」
「手のかかるやつほどかわいいっていうのも、本当みたいでさ」
「えっと…?」
先輩、なにが言いたいの…?
けなされてるのか、ほめられてるのか、まったくわからない。
それに、なんとなく顔が近くてそわそわする。
眉も細いし、垂れ目だし、水泳やってるわりに色白だし…女子たちに人気なのもわかるくらい、先輩ってイケメンなんだよね。
「おまえって問題起こしてばっかで、最初はムカついたんだけどさ」
「はぁ?」
「大人しく聞きなよ。…これでも、1年は付き合った身だから、おまえがよくがんばってるのも知ってる」
「は、はあ…」
奏輝先輩にほめられるなんて、慣れてなさすぎて落ちつかないんだけど。
「おまえのいいとこも、わるいとことおなじくらい知ってる」
「…」
「手のかかるやつほどかわいいっていうのも、本当みたいでさ」
「えっと…?」
先輩、なにが言いたいの…?
けなされてるのか、ほめられてるのか、まったくわからない。
それに、なんとなく顔が近くてそわそわする。
眉も細いし、垂れ目だし、水泳やってるわりに色白だし…女子たちに人気なのもわかるくらい、先輩ってイケメンなんだよね。



