【短】マッチングしたパートナーは、人気アイドルでした!?

 放課後の練習だけだと思ってた…!




「金曜に話したよね?土日は休んでいいけど、月曜の朝ミーティングから出ろって」


「げぇ…っ!すみません!今日は寝坊しました!」


「そもそもミーティングのこと覚えてなかったでしょ。まったく、おまえはいつも…」


「すみません!」




 同じ水泳部に入ってしまったのが運の尽きだった。

 優等生として名だかい奏輝先輩が、なぜか私の目付け役として定着してしまって。

 本当にただの優等生ならよかったんだけど、奏輝先輩って笑顔でグチグチ言ってくるような腹黒いひとだから、苦手なんだよね。


 こう、背筋がゾクッとするような怒り方でこわいというか。




「そんなにパートナーと会ったのが楽しかった?」


「えっ、いえっ!決して、そういうわけではっ!」