【短】マッチングしたパートナーは、人気アイドルでした!?

〈あ、でもダンスも見ててほしいかな。俺そっちのほうが得意なんだ〉


「知ってるよ…」


〈マジ!?うれしいな~!特に今回、サビまえのステップが難しくてさ、注目して見ててよ。そしたら俺、めちゃくちゃがんばれるから〉




 どうしよう、体温上がっちゃってまともな返事ができない…!

 生返事を繰り返しちゃう私に、唯央くんはそれからもいっぱいはなしかけてくれて…。

 濃厚な5分間を過ごしたあと、私はリビングにもどった。


 最後の〈じゃあ、テレビで〉って、芸能人じゃないと言えないセリフだよね…。




「あ、帆風ちゃん」


「ごめん、待たせて…」


「…ううん。パートナーのひととはいっぱいはなせた?」


「うっ、うん…」




 せなっちはニッコリほほえんで、テレビに視線をもどす。

 私はほてった顔を両手で押さえながら、ソファーに座った。