「この子はリアの専属執事よ。遊び相手にも、先生にもなってくれるからね」
「しつじ…」
「お初お目にかかります、お嬢様。私はレオと申します。これから誠心誠意、お嬢様のお世話をさせていただきます」
男の子は左胸に手を添えて頭を下げた。
高い声には幼さがあるけど、ハキハキした喋り方に子供っぽさはない。
こんな子供が執事って…。
やっぱりこの世界、変わってる。
「…」
「2人でお話してみて。リアが気に入るといいのだけど」
お母さんは私の頭を撫でながら微笑んで、立ち上がった。
この男の子を残して部屋を出て行くみたい。
「それじゃあ、また後でね」
お母さんは扉の前でそう言ってから、メイドさんを引き連れて廊下に出た。



