「見事な決断だった、オーレリア嬢。可愛い孫娘のためだ、後のことは私が片付けよう」
「ふふっ、実の孫ではありませんが…ありがとうございます、おじいさま」
おじいさまは笑って、レオへと視線を移す。
「レオ。先の話、今一度考えてみる気はないかね?」
「…そうですね。私の目的は、果たされましたから…」
「え?」
この短い時間で?
レオの目的ってなんだったんだろう…。
私は不安になって、目を伏せているレオの手をぎゅっと握った。
「レオ…私の執事、辞めたりしないわよね?」
「…お嬢様が望む限り、いつまでも。私はお嬢様の専属執事ですから」
レオは微笑んで跪く。
繋いだ手の甲にチュッとキスをして、切れ長の目は優しく私を見つめた。
「しかし、少しの間お傍を離れるかもしれません。この先もずっとお嬢様のお傍にいるためです。お許しください」



