こっちは恋心を自覚してしまって、あれから数日経った今でもあたふたしてるっていうのに、レオは通常運転。
それどころか小言がうるさくなってきて、思わず唇を尖らせながら答えた。
すると、後ろから白い手が回されて、口元を覆われる。
「レディが口を尖らせてはいけませんよ。…俺以外にそんな可愛い顔が見られたら、どうするの?」
「っ!」
背中に胸板が当たって、上から囁き声が降ってくる。
後ろから抱きしめられてるような体勢だって気付くと、体温が上がった。
ど、どうするって…っ!
べ、別にどうもしないしっ!
「ば、バラが見頃ねっ!綺麗に咲いてるわっ!」
頭がパンクしそうなほどのドキドキをどうにかしたくて、レオの手を払いつつ、目に入ったバラに手を伸ばすと、後ろから腕を掴まれる。
お腹にも腕が回って、レオの胸に抱き寄せられてしまった。



