【短】専属執事に溺愛されてます!


10年経っても謎なレオの習性。

昔の私みたいに、異世界の人に心を許していないのか、レオが私以外に笑顔を向けているところを見たことがない。

それでも、レオはこの世界のことをよく知っていて、沢山のことを教えてもらった。


私が、王族、大公と続いて、3番目に偉い公爵家の娘であることとか。

この国は1柱の神を崇めていて、教会が強い力を持っていることとか。

貴族令嬢としての立ち居振る舞いとか、礼儀作法なんかも、そのひとつ。




「お嬢様宛の手紙を受け取って参りました。大公閣下からお茶のお誘いが来ていますね」


「あぁ、おじいさま。そうだね、私もそろそろ会いたいな。後で返事を書くからレターセット用意しておいて」


「了解」




朝食を終えて部屋に戻ると、少しの間離れていたレオが手紙を持って戻ってくる。