【短】専属執事に溺愛されてます!

「いえ。お嬢様の専属執事として、務めを果たしているだけです」




レオは無表情で淡々と答える。




「こら、もっと愛想よくしなさい!」


「…」


「いいんだよ。これからもリアをよろしくね、レオくん」


「はい」




お父様が寛大だから許されているものの、雇い主に対してその愛想のなさはどうなの!?

こんな態度のレオの方が、私よりも両親の信頼を得てることにもむかつく!

確かにレオは優秀な執事だけど!




「レオさん…」




後ろから小さな声が聞こえて、チラリと視線を送ると、レオが他の使用人から話しかけられていた。

内容までは聞き取れないけど、口を動かして話し込んでいるレオの顔は、やっぱり無表情。

笑っていないと、切れ長の目と相まってとても冷たい印象を受ける。