神経が図太くなった私の執事は、楽しそうに笑って私の上からどいた。
バクバクと、寝起きなのに活動的な心臓を落ち着けるため、溜息を吐いて体を起こせば、ひょいと抱き上げられる。
「わぁっ!」
「お嬢様、朝の紅茶をご用意致しますね」
「そっ、その喋り方やめてってばっ!」
様になりすぎててドキドキするんだって!
思わず首に抱き着いた結果、近くなりすぎたレオの麗しい微笑み顔から顔を背けて、目を瞑る。
流石はメイドも客人もたらしこむイケメンフェイス…!
3秒以上直視できない!
「私の朝のルーティンです、ご了承ください」
「執事なら私の命令を聞きなさいっ!」
「おや、すっかりお嬢様らしくなられましたね。嬉しい限りです」
「スルーするなっ!」



