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Side:オーレリア・ベル




「リア、朝だよ」


「うぅ、ん…」




耳に馴染む声を聞き流して、目の前の布を掴む。

ぽかぽかした温もりの中、すぅ、すぅ、と寝息を立てると、声変わりして低くなった笑い声が聞こえた。




「ふふ…寝坊はダメだよ。ほら、起きて」


「やだぁ…」


「…可愛いな、もう」




夢見心地のまま、目の前の温かいものに頭を()り寄せると、肩を押されて体が仰向けになる。




「んぅ…?」


「目が覚める魔法、かけてあげる」




目が覚める魔法…。


薄く開けた目に、ぼんやりとした人影が映る。


レオが、私の上に乗っかってる…?

まぁ、いいや…。