爽やか王子様が今日も私を口説いてくる。

彼がどう言われてようが、どれぐらい女の子に騒がれていようが私には関係ないし、本当にどうでもいい。

ただ私に悪影響がなにもなければいい。
面倒ごとに関わるのはごめんだから、なるべく関わんないようにしようと決めた。

まあ、そんなことしなくたって、別に関わらないだろうけど。
だって、数分前までは存在すら知らなかった人だったし。


そう考えた私だったが。

その翌日から私は、なぜか彼にまとわりつかれることになったのだ。