とは言っても。一条日陽は私と離れる気がないそうで、結局2人で回ることになってしまったのだ。
「あ、美月ちゃん見て見てアナゴ」
「チンアナゴね」
「美月ちゃんのこと見てるよ、モテモテだね」
「……どうも」
周りからの視線が痛い。
ちょっとテンションの低い私を一条日陽が盛り上げようとしている図、というように見えているらしく、どこか微笑ましさまで含んでいる視線だ。
水族館は好きだ、ゆらゆらと泳ぐ彼らを見てるとこころが落ち着くから、なのに。
静かに見ている私をどう思ったのか、いつもの王子キャラをどっかにやった一条日陽はひたすらくだらないことを言ってくる。
いつのまにか私がツッコミ役になってるし。
本当にこの人、よくわからない。
「……あ」
「ジンベイザメだね」
ゆらゆら、と濃い影が上から覆い被さってきた。
驚いて見上げると天井の水槽を大きなサメがゆったりと泳いでいた。
同じように上を見る一条日陽はなぜか、静かになっていた。
ードキッ。
なんだかんだかなり喋ってきたけど、こんなに穏やかに笑うこの人を、見たことがないから。思わず驚いてしまった。
「あ、美月ちゃん見て見てアナゴ」
「チンアナゴね」
「美月ちゃんのこと見てるよ、モテモテだね」
「……どうも」
周りからの視線が痛い。
ちょっとテンションの低い私を一条日陽が盛り上げようとしている図、というように見えているらしく、どこか微笑ましさまで含んでいる視線だ。
水族館は好きだ、ゆらゆらと泳ぐ彼らを見てるとこころが落ち着くから、なのに。
静かに見ている私をどう思ったのか、いつもの王子キャラをどっかにやった一条日陽はひたすらくだらないことを言ってくる。
いつのまにか私がツッコミ役になってるし。
本当にこの人、よくわからない。
「……あ」
「ジンベイザメだね」
ゆらゆら、と濃い影が上から覆い被さってきた。
驚いて見上げると天井の水槽を大きなサメがゆったりと泳いでいた。
同じように上を見る一条日陽はなぜか、静かになっていた。
ードキッ。
なんだかんだかなり喋ってきたけど、こんなに穏やかに笑うこの人を、見たことがないから。思わず驚いてしまった。

