圭がそう言い、バンッとロッカーをしめる。
その表情は面白いオモチャを見つけた赤ん坊のように目が輝いている。

「見させてもらうよ。カヤちゃんと晴、一体どちらが先にオチるのか」
「何ってんだ……俺があんな女にオチるワケないだろ」
俺はそう言い捨てて、更衣室を出たのだった。