はっ!!
まさかクリーニング代とか!?
でも今日はそんな大金持ってきてないし……。
お小遣いはデートや遊びに消えちゃうし……。
あたしはう~ん……と、うなり声を上げて、そして意を決して差し出された手に自分の右手を乗せた。
そして……。
「ワン!」
と、言ってみた。
犬のお手だ。
こんなことで許されるとは思っていない。
だけどお金はない。
お手をしたままイケメン君の顔をチラチラと盗み見る。
「おかわり」
「ワン!」
「もう一度お手」
「ワン!」
「一回まわってワン」
あたしはイケメン君の前でクルッとターンして
「……ワン!」
と、鳴いた。
まさかクリーニング代とか!?
でも今日はそんな大金持ってきてないし……。
お小遣いはデートや遊びに消えちゃうし……。
あたしはう~ん……と、うなり声を上げて、そして意を決して差し出された手に自分の右手を乗せた。
そして……。
「ワン!」
と、言ってみた。
犬のお手だ。
こんなことで許されるとは思っていない。
だけどお金はない。
お手をしたままイケメン君の顔をチラチラと盗み見る。
「おかわり」
「ワン!」
「もう一度お手」
「ワン!」
「一回まわってワン」
あたしはイケメン君の前でクルッとターンして
「……ワン!」
と、鳴いた。



