「いや……今日は遠慮しておくよ……」 ハジメは力なくそう言い、家の中へと姿を消した。 あぁハジメ……。 あたしの看病も受け入れられないくらいに気づ付いてしまったのね……。 遠ざかるハジメの家を見ながらあたしはハラハラと心の中で涙を流したのだった。