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ハジメとの約束場所はおしゃれなオープンカフェだった。
今日は天気もいいし、何組かのカップルが同じようにお茶をしている。
あたしは真っ白なパラソルの下、真っ白なテーブルと椅子に座ってハジメを待った。
久しぶりのデートは初心に返ったようでドキドキする。
その数分後、ハジメが姿を現した。
「ごめん、待った?」
「ううん、平気。ってか、まだ約束の5分前だし」
あたしはスマホで時間を確認してそう言った。
「そうだね。何か頼んだ?」
「まだ、ハジメ何頼む?」
そう言い、2人で1つのメニューを覗き込む。
こういうありふれたデートに、なんだか新鮮さを感じてしまう。
最近あまりにも現実離れしすぎていたからかもしれない。
「ハジメ、これお土産」
注文した飲み物が届く前に、あたしは紙袋を取り出した。
「サンキュ。なにこれ、お菓子とマトリョーシカ?」
あたしがハジメに買ってきたのはクッキーのお菓子とマトリョーシカのオモチャだった。
「うん。なんだかそれハジメに似ているでしょ?」
マトリョーシカに書かれているイラストがハジメに似ていて、可愛いなって思ったんだ。
「似てるかぁ?」
ハジメは首をかしげながらも、オモチャを自分の顔の横に近づけたりして遊んでいる。
ハジメとの約束場所はおしゃれなオープンカフェだった。
今日は天気もいいし、何組かのカップルが同じようにお茶をしている。
あたしは真っ白なパラソルの下、真っ白なテーブルと椅子に座ってハジメを待った。
久しぶりのデートは初心に返ったようでドキドキする。
その数分後、ハジメが姿を現した。
「ごめん、待った?」
「ううん、平気。ってか、まだ約束の5分前だし」
あたしはスマホで時間を確認してそう言った。
「そうだね。何か頼んだ?」
「まだ、ハジメ何頼む?」
そう言い、2人で1つのメニューを覗き込む。
こういうありふれたデートに、なんだか新鮮さを感じてしまう。
最近あまりにも現実離れしすぎていたからかもしれない。
「ハジメ、これお土産」
注文した飲み物が届く前に、あたしは紙袋を取り出した。
「サンキュ。なにこれ、お菓子とマトリョーシカ?」
あたしがハジメに買ってきたのはクッキーのお菓子とマトリョーシカのオモチャだった。
「うん。なんだかそれハジメに似ているでしょ?」
マトリョーシカに書かれているイラストがハジメに似ていて、可愛いなって思ったんだ。
「似てるかぁ?」
ハジメは首をかしげながらも、オモチャを自分の顔の横に近づけたりして遊んでいる。



