は……?
兄貴は楽しそうに顔を歪めたまま、用が済んだのか部屋を出ていった。
純粋な叶恋が……汚される?
「……いって」
殴られた頬が痛んだ、でも、それ以上に心が痛くて。
なんで俺は……こんなにも弱いんだよ。
兄貴の言う通り、俺なんていいところなにひとつない。
でも……せめてあいつだけは守りたい。
兄貴に汚されるくらいなら……守れるなら、この方法しかない。
そして次の日、俺は叶恋に無理やりキスをした。
ひどく傷ついた叶恋の表情。
ズキッと胸は痛んだけど知らんぷりした。
「ひどいよ……なんで」
「知ってた?お前に近づいたのも顔がいいから遊んでやろうと思っただけ」
兄貴は楽しそうに顔を歪めたまま、用が済んだのか部屋を出ていった。
純粋な叶恋が……汚される?
「……いって」
殴られた頬が痛んだ、でも、それ以上に心が痛くて。
なんで俺は……こんなにも弱いんだよ。
兄貴の言う通り、俺なんていいところなにひとつない。
でも……せめてあいつだけは守りたい。
兄貴に汚されるくらいなら……守れるなら、この方法しかない。
そして次の日、俺は叶恋に無理やりキスをした。
ひどく傷ついた叶恋の表情。
ズキッと胸は痛んだけど知らんぷりした。
「ひどいよ……なんで」
「知ってた?お前に近づいたのも顔がいいから遊んでやろうと思っただけ」


