兄貴はそう言って家に入っていった。
心臓が嫌な音をたてる。
兄貴に見られた……どうしよう、絶対叶恋のこと狙い始める。
「集也?どうしたの?」
「っあ、なんでもない……行こ」
「……?うん」
それからの記憶はあんまりない。
頭の中は焦りと不安でいっぱいになって、叶恋には心配かけたと思う。
それでもちゃんと送り届けて、家に帰れば案の定兄貴の靴があって。
いつも、すぐ遊びに行くくせに。
自分の部屋に行けば、
「お、集也お帰りー」
俺の部屋でくつろぐ兄貴がいた。
……嫌な予感しかしない。
「……出かけねーの?」
心臓が嫌な音をたてる。
兄貴に見られた……どうしよう、絶対叶恋のこと狙い始める。
「集也?どうしたの?」
「っあ、なんでもない……行こ」
「……?うん」
それからの記憶はあんまりない。
頭の中は焦りと不安でいっぱいになって、叶恋には心配かけたと思う。
それでもちゃんと送り届けて、家に帰れば案の定兄貴の靴があって。
いつも、すぐ遊びに行くくせに。
自分の部屋に行けば、
「お、集也お帰りー」
俺の部屋でくつろぐ兄貴がいた。
……嫌な予感しかしない。
「……出かけねーの?」


