今日は家に兄貴いるし……いたくねぇな。

「ねーねー。ひとり?可愛いねーいくつ?」

「えっと……ごめんなさい、今急いでて」

少し歩いた先でナンパされてる女の子がいた。

うっわ、超超超可愛い……。

「えーいいじゃんちょっとくらいさぁ」

明らかにナンパの断り方を知らないなあれ。

しゃーない……可愛いし助けてやるか。

「あーすいませーんお兄さん。この子俺の彼女なんすよね」

ナンパから女の子を離してそう言った俺。

俺を見て、すぐにつまんなそうにした男。

俺の面に勝てると思うなよ?

「はぁ?んだよ、男いんなら言えよな」

ナンパから無事助けて女の子を見れば、今までに出会ったことがないくらい整ってて。

……天使だ。

話せば同い年ってことがわかって、ショッピングに街に来たらしい。