お隣のヤクザに要注意Ⅱ

相変わらず騒がしいふたりに元気をもらったり。

ほんと、早く付き合えばいいのに。

「叶恋ちゃんのお弁当、美味しそうだね」

「んー自分で作ってるから美味しいとか思ったことないかも」

「え!自分で作ってるの?すごいね」

「慣れだよ」

本当に、慣れ。

前はお昼なんて食べなかったけど、ちゃんと3食口にしないと羅虎うるさいんだもん。

女子高生はちゃんと食べろって。

思い出しただけで笑みが零れた。

早く、羅虎に会いたい。

「ねぇねぇ私、叶恋ちゃんの彼氏話聞きたい!」

興味津々に聞いてきた風夏ちゃん。

「俺も聞きたい!その指輪も彼氏からだろ?」

ええ……羅虎のこと、どの範囲話していいんだろ。

ヤクザなのは伏せておこ。

「まず年齢は!?」