お隣のヤクザに要注意Ⅱ

集也……?

別人のような顔に、身体が強ばった。

違う、いつもの集也じゃない。

「集也……?」

「なぁ、キスしていい?」

っ……集也?

「な、に言ってんの……ダメに決まってんじゃん!」

「いいから。俺ら付き合ってんじゃん」

「私たちはそういうのじゃないでしょ!集也、どうしちゃったの?やめてよこんなこと」

必死で押し返そうとしても、力で勝てるわけなんかなくて。

「抵抗すんなよ。お前は顔だけな可哀想な女なんだから俺と付き合えただけありがたいと思えっつーの」

「集也……?お願い、集也やめて……っん」

無理やりされたキス。

抵抗も虚しくて。