お隣のヤクザに要注意Ⅱ

大丈夫だと思ってた。

集也は、他とは違うって。

そう思ってて。

付き合っても、私と集也の関係が変わることはなくて。

恋人がするようなことも、集也は私にしてこなかった。

それがなんか居心地よくて。

私を安心させた。

そんなある日、私たちの関係はあっさり終わった。

「ねぇ集也ー、借りてた漫画の続き貸してほしい」

「……」

「……集也?ちょっと、聞いてんの?」

ずっと下を俯いてる集也。

……?

「集也?集……」

──ドサッ!

私の手を掴んでベッドに押し倒した集也。