お隣のヤクザに要注意Ⅱ

今思えば、私最低なことを口にしてたと思う。

だけどこの時の私は欠落してて。

「なんだそれ……でも、ありがとうな」

ぽんぽんっと頭を撫でてきた集也。

その集也の手が私には心地よかった。

こうして私と集也は付き合うことになった。

「ユイー、私彼氏できた」

「……え、はぁぁぁあ!?」

「うるさ」

「いや、だって、は?カノに彼氏!?」

ユイに彼氏できたことを報告したら、ユイは今までで一番びっくりしてたけど。

「カノ、恋とかしてたの!?」

「んーしてない」

「え……じゃあなんで付き合ってんの?」

「んー……毎日一緒にいるから?」

「……あんた大丈夫?」