お隣のヤクザに要注意Ⅱ

「え!ショッピング?いいじゃん俺荷物持ちなるから好きな所行こうよ」

「いいの?ありがとう」

「てか、本当に彼氏いないの?絶対学校でモテるでしょ」

たまに手紙をもらうくらいで、それがモテるかどうかは分からなくて。

適当に流していた。

集也はユイや静流さんとはまた違うタイプで。

いつの間にか私の中に流れてきた。

学校が終われば集也の家に行って。

漫画読んだり、映画観たり。

お酒も集也が教えてくれた。

「集也、タバコって美味しいの?」

「んーまぁそこそこ?肺に悪いから叶恋は吸ったりすんなよー」

「はーい」

「そういや、さっき鞄の中から手紙落ちてたけど」

え?

私の鞄を見てみれば、何枚か入った手紙が1枚飛び出てて。