お隣のヤクザに要注意Ⅱ

「私たちは先にお会計済ませよっか」

「そうだね」

チョークだけだったから何個かのチョークをレジでお会計して、お店の外で待つことにした。

「風夏たちにLINEしたから、たぶんあと少しで来ると思うよ」

「わかっ、」

「あれ?叶恋ちゃん?」

え?

名前を呼ばれて振り向けば、他校の制服を着た伊達くんと……。

「久しぶりだなぁ、叶恋」

「っ……集也」

そこには、かつての私の恋人……森集也がいた。

待って、伊達くんと同じ高校だったの……?

「えっと……叶恋ちゃん?」

「あ、ごめん芽衣ちゃん、戻ってて」

「う、うん」