お隣のヤクザに要注意Ⅱ

「あ、叶恋ちゃんおはよ〜」

「みんなおはよ!風夏ちゃん、既に泣いてるの!?」

泣いてる風夏ちゃんを必死で慰めてる渡辺くん。

芽衣ちゃんは呆れながら笑ってた。

「だって……もう今日で卒業だと思ったら、寂しくて」

「もう風夏ったら。定期的に遊べばいいでしょ?」

「そーだぞ!そのためにグループLINEあるんだから」

風夏ちゃんはこくんと頷いた。

早いなぁ泣くの。

今日で高校生活も終わりかぁ。

「私、こうしてみんなと仲良くなれてよかったよ。本当に嬉しい」

「うっ……叶恋ちゃぁん……」

ぎゅうっと抱きしめてきた風夏ちゃん。

芽衣ちゃんも渡辺くんもうるっとしていて。

「ほらふたりとも、式が始まるから並ぼうぜ」

「はーい」

廊下に出て、出席番号順に並んだ。