お隣のヤクザに要注意Ⅱ

う……私、女なのに情けない。

「叶恋ちゃん意外!叶恋ちゃんにも苦手な事あるって、嬉しいな」

芽衣ちゃん……。

だから私、学校の人たちにどんな見られ方してたの。

そんなこんなで羅虎が用意してくれたホットプレートで餃子を焼いて、食べる頃には7時になっていた。

羅虎と私、真向かいに風夏ちゃんと芽衣ちゃん。

王様席に渡辺くんが座ってみんなで手を合わせた。

「いただきます!」

いろんな形の餃子からひとつ取り皿によけて、口の中にいれた。

ん……っ!

「「「美味しい〜……!」」」

綺麗にハモった私と風夏ちゃんと渡辺くん。