組長とシュウさんは呆れながらも笑っていて、神楽のボスは父さんと進藤と笑いあっていて。

俺も颯も笑みが溢れた。

そうだな……やっと、全てが終わったな。

「羅虎、お前……本当に叶恋ちゃんのことが好きなんだな」

父さん……。

「あの子は特別だから」

最初から、あの子は俺の中心にいた。

「俺にとっては虎も特別だぜ〜」

煌星、嬉しいけどべろんべろんに酔ってる時に言うなよ。

嬉しいけどさ。

「本当に、お前の幸せそうな顔見るだけで満足」

煌星の言葉に、思わず涙が流れそうだった。

俺をずっとずっと守って支えてくれたのは、他の誰でもない煌星だから。

……これも愛、だな。