お隣のヤクザに要注意Ⅱ

「羅虎は私に愛をくれました。優しくて温かくて、自分のことは二の次で無茶ばかりして……」

母親に酷いことを言われ、そのままだったらきっと壊れていた。

そんな羅虎を救ったのは、誰でもなく守さんだから。

「守さん譲りだと思うんです。笑った顔、ふたりともそっくりなんだもん」

羅虎と守さんは顔を見合せると笑いを零した。

ほらね、似てる。

「私も……羅虎に、みんなに生かされました。ここにいるみんなに、感謝しかありません」

「叶恋ちゃん……君は、本当に心が綺麗だ。羅虎をよろしく頼む。俺の……自慢の息子だ」

「ふたりとも恥ずいから辞めてくれよなぁ」

ふふ、羅虎耳まで真っ赤にしちゃって。

「私、お手洗いに行ってきますね」

「危ないから一緒に行く?」

「大丈夫!」

羅虎にそう言って、その場を離れた。

それにしても……人大勢だなぁ。