「私、白銀組のみんなともお父さんやお母さん、颯さんと進藤さんにも会いたい。敵対してるなんて……嫌だ」

やっぱり、心が痛いよ。

颯さんも、羅虎と葉山さんと元々友達なんだし。

「俺も父さんに賛成。煌星と羅虎と争うなんて嫌だし」

みんな綺麗に賛成だ……!

お父さんは立ち上がって、組長に手を伸ばした。

「今ここで、神楽組は白銀組と同盟を誓おう」

「あぁ……長年の因縁に終止符を打とう。白銀と神楽でこの子を守る」

組長はそう言うと、お父さんの手を取り握手を交わした。

こうして……同盟が結ばれた。