お母さんは全員に飲み物を出すと、席を外した。
緊迫した雰囲気の中、最初に口を開いたのは組長だった。
「生まれた時から組にいるが……敵対同士の組が争いを選ばずに話し合いを取るなんて初めてだ」
「それはこちらも同意見だ。叶恋がいなかったら全員血まみれだな」
組長同士の会話、怖すぎる……。
ふたりとも目が笑ってないし。
組会議って、何を話すんだろ……?
「少し前にうちの傘下である蝶羽組を襲撃したな。あれはなぜだ?」
蝶羽組……?
「蝶羽組って……なんかどっかで聞いたことある気が……」
「叶恋忘れたの?お前攫われたじゃん」
「頭から血出てたね〜懐かしい」
「初めて虎に心開いた日だな」
「……以上だ」
そうだ思い出した。
緊迫した雰囲気の中、最初に口を開いたのは組長だった。
「生まれた時から組にいるが……敵対同士の組が争いを選ばずに話し合いを取るなんて初めてだ」
「それはこちらも同意見だ。叶恋がいなかったら全員血まみれだな」
組長同士の会話、怖すぎる……。
ふたりとも目が笑ってないし。
組会議って、何を話すんだろ……?
「少し前にうちの傘下である蝶羽組を襲撃したな。あれはなぜだ?」
蝶羽組……?
「蝶羽組って……なんかどっかで聞いたことある気が……」
「叶恋忘れたの?お前攫われたじゃん」
「頭から血出てたね〜懐かしい」
「初めて虎に心開いた日だな」
「……以上だ」
そうだ思い出した。


