「守は唯一テレビニュースに事件のことをバレてしまったんだ。警察にずっと動かれてしまえば今度こそ会えないだろう」
「……じゃあ父さんは、ずっとあそこなんですか?」
「俺だって本音を言えば元の生活に戻してやりたいと思っている。ただ……万が一外に出て捕まってしまったらと考えたら、あそこから出すべきじゃないとも」
そんな……。
「せめて……せめて、牢屋から出すことはできませんか」
「羅虎……」
頭を下げた羅虎。
敵である組長に頭を下げる。それは……どういうことかさすがにお父さんもわかるはず。
「……顔を上げなさい」
お父さんは眉間にシワを寄せて羅虎を見た。
お父さんも、羅虎のお父さんのことを大事に思ってるのかな。
「……じゃあ父さんは、ずっとあそこなんですか?」
「俺だって本音を言えば元の生活に戻してやりたいと思っている。ただ……万が一外に出て捕まってしまったらと考えたら、あそこから出すべきじゃないとも」
そんな……。
「せめて……せめて、牢屋から出すことはできませんか」
「羅虎……」
頭を下げた羅虎。
敵である組長に頭を下げる。それは……どういうことかさすがにお父さんもわかるはず。
「……顔を上げなさい」
お父さんは眉間にシワを寄せて羅虎を見た。
お父さんも、羅虎のお父さんのことを大事に思ってるのかな。


