お隣のヤクザに要注意Ⅱ

「ありがとう……すぐ行きます」

『嬉しい!待ってるわね』

切れた……。

「組長、あの……いいんですか?」

「何を言ってるんだ。行きなさい……行かなきゃきっと後悔する事になる」

組長……っ。

「ほら叶恋!早く行くぞ」

「うん……っ」

羅虎に手を引かれて白銀組を後にした。

こんな早く会うことになるなんて思いもしなかった。

羅虎の車に乗って、さらに早くなる鼓動。

あぁ……。