でも……どうしても躊躇してしまう。

どうしたらいいんだろ……。

「叶恋……」

「っ羅虎……おはよ」

寝ぼけながらリビングに来た羅虎。

起こしちゃったかな。

ぼーっと突っ立ってるかと思いきや、私のもとに近づいてくる羅虎。

そして……。

「え、ちょっ、羅虎!?」

「うるさい一緒に寝るよ」

私を抱きかかえて再びベッドに向かった羅虎。

……また寝るのか。

「羅虎ー」

「んー……」

羅虎の心臓の音が聞こえる。