❆叶恋side❆

「ん……」

あったかい……羅虎の匂いだ。

目を開ければ羅虎の服があって。

少し身体を動かそうとしても動かせれないや。

羅虎は………まだ寝てるし。

私を抱きしめながら眠ってる羅虎。

部屋の時計を見ればまだ6時前だった。

早く起きちゃったな……。

なんとか羅虎を起こさないようにそーっと腕を避けて起き上がった。

リビングに行ってコップに水を注いでソファに座る。

「ふぅ……さてと」

一晩考えたけど……やっぱりお母さん達には、本当のことを話すべきだよね。

どのみちこの17年間話すんだし……。