お隣のヤクザに要注意Ⅱ

「羅虎?ずっと黙っちゃってどうしたの?」

我に返れば、風呂上がりの叶恋が俺の顔を覗き込んでいた。

そうだった、俺らもう家に帰ってきたんだった。

家族……か。

「きゃっ!」

叶恋をグイッと引き寄せてベッドに座ってた俺の足に座らせた。

ほんと……小せぇ身体。

優しく抱きしめればボディーソープの香りがしてきた。

「ちょ、羅虎?急になに!」

「大人しくして」

俺がそう言えばピタッと収まった叶恋。

「今日ね……お母さんと、また一緒にご飯作ったりお菓子作ったり、買い物行ったりしようって話したの」

「ん」

切なそうに、でも……穏やかに話す叶恋。