お隣のヤクザに要注意Ⅱ

落胆していると、煌星が肩にぽんっと手を置いた。

顔腹立つ……。

「今回俺が虎と葉山を送ったのはだな……」

これまでのことを話した組長。

叶恋がずっと神楽を憎んでいたこと。

復讐するために生きてきたこと。

資料室で俺の事件と叶恋の事件が繋がってたこと。

俺の父親の行方のこと。

叶恋の事件を詳しく知ること。

本当にすべて……。

進藤は顔色変えずに静かに聞いていた。

「そうか……」

「まぁ、状況によっては抗争になるかと思ってはいたが……白銀は抗争する気はない」

……組長?

組長の言葉に驚いたのか進藤も目を見開いてる。