お隣のヤクザに要注意Ⅱ

葉山と颯に支えられた俺。

「くそ……颯、お前叶恋の所行かなくていいの?」

「進藤ひとり残すわけにいかないし……」

「虎〜あばら骨大丈夫?」

「不意打ちだったから痛てぇよ……」

組長が椅子から立ち上がって、進藤の真向かいに座り直した。

くっそ……進藤の奴、すました顔しやがって……。

「お前!覚えてろよ!今度不意打ちでやり返してやるからなっ……!」

「白銀の組長さんはこんな精神年齢低い奴の面倒も見てんのか?」

「てっめぇ……!!」

ニヤッと俺を見た進藤。

「叶恋と出会って年相応になったんだ。許してやってくれ進藤」

「組長まで……」