私の真向かいに座ったふたり。

このふたりが……私の両親。

一口紅茶を飲めば、口いっぱいに癒された。

「……美味しい」

こんな美味しい紅茶、飲んだことない。

「よかったわ……」

お母さん、まだ感動してる。

「叶恋ちゃん、この17年間のこと……教えてくれないかしら?」

「え……」

この17年間……。

そ、そうだよね、離れてる間娘がどうしてたか気になるよね。

でも……全部話すの?

殺し屋やってることも、何度も自殺未遂を繰り返したことも……。

っ……。