お隣のヤクザに要注意Ⅱ

いやでも、名乗んなくてもいずれバレそう……。

私が娘って知ったら、どうなるの……?

チラっと組長を見れば、首を縦に頷いて。

羅虎を見れば、ぎゅっと繋ぐ手に力が入った。

……まるで大丈夫と言うように。

「か……叶恋、です」

「っ……ほんとに、本当に叶恋なのか……っ?」

じわ……っと涙を浮かべたボス。

え……。

「よかった……生きててくれて、よかった……っ」

っ……。

「それで、神楽のボスがこんな所に何の用だ」

「なんで白銀組の人間をスパイに来させた?それにシュウもスパイに来たことあったな。……なんだ?喧嘩売ってんのか?」

「ふっ、喧嘩なぁ……」