お隣のヤクザに要注意Ⅱ

「一緒にご飯食べませんか……っ!」

「「え」」

私、何考えてんだろ……。

だけど、このままなんて嫌で。

ちゃんと知りたい。

「でも、ふたりの邪魔に……」

「颯さえ良ければ、飯食おうぜ」

羅虎……!

羅虎を見上げれば、ぽんっと頭を撫でられた。

「叶恋も、神楽と向き合おうとしてる。頼む颯」

「……俺のこと、怖くないの?」

「え?」

そっと私たちに近づいた颯さん。

怖くない……現実味が湧かないだけで。

「そっか。何食べたいの?」

「え、あ……喫茶店、行きたくて」