「俺も羅虎の父さんに言われて初めて妹がいることを知ったんだ……。俺は叶恋ちゃんをどうしようとか考えてないから、安心してほしい」
スっと差し出された手。
羅虎を見れば、優しく微笑んでくれて。
「颯は大丈夫、めちゃくちゃ良い奴だから」
「……うん」
そっと差し出された手に触れて握手した。
羅虎とは違う、暖かい手。
「そういやお前、なんでここにいたんだ?」
「あぁ……昔、父さんと水族館に来たことあって。あの時はまだ前の父さんで……思い出すたびに恋しくなってここに来るんだ」
……前のお父さん?
「前のお父さんって……?」
「あぁ、12年前の事件があってから……父さんは人が変わったように冷たくなってしまった。焦って余裕が無いのもわかる。昔の父さんは心に余裕があってとても温かい人だった」
スっと差し出された手。
羅虎を見れば、優しく微笑んでくれて。
「颯は大丈夫、めちゃくちゃ良い奴だから」
「……うん」
そっと差し出された手に触れて握手した。
羅虎とは違う、暖かい手。
「そういやお前、なんでここにいたんだ?」
「あぁ……昔、父さんと水族館に来たことあって。あの時はまだ前の父さんで……思い出すたびに恋しくなってここに来るんだ」
……前のお父さん?
「前のお父さんって……?」
「あぁ、12年前の事件があってから……父さんは人が変わったように冷たくなってしまった。焦って余裕が無いのもわかる。昔の父さんは心に余裕があってとても温かい人だった」


