お隣のヤクザに要注意Ⅱ

まだ、14にもなっていないのに。

どうしてこの子がこんなに苦しまなきゃいけないんだ?

どうしたらこの子は生きてくれる……?

「……なら、死ぬ前にせめて復讐しないか?」

「復、讐……?」

そうだ、復讐といえば叶恋は生きてくれるかもしれない。

神楽組に近づかせるつもりは無いし、倒せるわけないから名だけの復讐だけど。

……その瞬間、叶恋の涙が止まった。

これでこの子が生きてくれるなら……今だけの理由でも構わない。

この日から、叶恋の復讐計画が始まった。

そう、殺し屋としての人生が始まったんだ……。