お隣のヤクザに要注意Ⅱ

それでもあの子の痣が消えることはなく、増えてく一方だった。

学校から何の連絡もないけど……先生が気づかないわけないだろ。

叶恋がいないある日、ユイはあることを口にした。

「ねー静流さん」

「なんだ?」

「カノ、学校でいじめられてるんだって」

……いじめ、か。

「親がいないからいじめられるなんてありえない。親がいるからって幸せだとは限らないのに……」

ユイは、母親からネグレクトを受けていた。

母親に愛されてないと知ったユイは、男と出ていった母親を殺してほしいと俺に依頼してきた。

殺すまでは母親だと知らなかったが、ユイは後悔はしてない様だった。

「ねー、私カノのこといじめてる奴ら殺しちゃだめ?バレないようにやるからさ」

そう言うユイの顔は本気だった。