お隣のヤクザに要注意Ⅱ

「あー、いやちょっとあって。で、何して遊ぶの」

「お!乗り気だね〜。何する?虎!」

「決めてなかったのかよ!……んー、学校にいても窮屈だし抜け出しちゃう?」

遠目で俺たちを見る女を見てからそう言った虎。

「え」

「いいね〜!そーと決まれば、行くぞ颯!」

「え、ちょっ、おい!」

颯の鞄を奪って、自分の鞄を持って教室を飛び出した。

「ほら颯!置いてっちまうぞ〜」

「っアホ!先生に叱られるぞ」

「んなのどうでもいいじゃん。俺らは自由に生きようぜ」

そう言えば、虎と颯の瞳がほんの少し和らいだ。

俺は悟った。

きっと颯も闇を抱えてる。

まだガキな割に洞察力は優れてて、虎も颯も助けたいと思った。

学校を抜け出して行き着いた先はどこかわからない公園で。