あれはあの子が小5の時だった。
めずらしく叶恋が俺の事務所にやって来て、ソファに座って黙り込んだ。
「叶恋……?学校からそのまま来たのか?」
こくんと頷いた叶恋。
物心ついてからは叶恋と呼ぶようになった。
俺は仕事の手を止めて、叶恋に飲み物を用意して隣に座った。
何があったんだ……?
「今日……参観日があったの」
「参観日……?」
初耳なんだが。
「クラスで生意気な男がいるんだけど……みんな親と帰る中ひとりで帰ろうとしたら、そいつがひどいこと言ってきて」
……なんとなくわかってしまった。
ぎゅっとスカートを握った叶恋。
ポタッ……と涙が落ちた。
めずらしく叶恋が俺の事務所にやって来て、ソファに座って黙り込んだ。
「叶恋……?学校からそのまま来たのか?」
こくんと頷いた叶恋。
物心ついてからは叶恋と呼ぶようになった。
俺は仕事の手を止めて、叶恋に飲み物を用意して隣に座った。
何があったんだ……?
「今日……参観日があったの」
「参観日……?」
初耳なんだが。
「クラスで生意気な男がいるんだけど……みんな親と帰る中ひとりで帰ろうとしたら、そいつがひどいこと言ってきて」
……なんとなくわかってしまった。
ぎゅっとスカートを握った叶恋。
ポタッ……と涙が落ちた。


