お隣のヤクザに要注意Ⅱ

そっと見てみれば、血を流して倒れる美由紀とその旦那がいた。

男5人に、泣きながら震えている子供。

美由紀……。

痛む胸を無視しながら、俺は目くらましの煙を放り投げた。

「っ!?なんだ!?」

「進藤さん!煙で何も見えません」

「叶恋ちゃん……っ」

5人に気づかれないうちに、気絶してしまった叶恋ちゃんを抱き抱えてその場を離れた。

見た感じ怪我はしてないな……。

車に戻って、みほに叶恋ちゃんを預けた。

俺はすぐさま車を走らせた。

「っ……お姉ちゃん」

涙を流すみほ。

本当に……これでよかったんだろうか。